香川県高松市香南町に生まれた儒学者、中山城山(1763~1837年)と当時の高松藩政に焦点を当てた企画展「高松と寛政異学の禁 中山城山が生きた時代」が、市歴史資料館(同市昭和町)で開かれている。朱子学以外の学問を排斥した江戸幕府の「寛政異学の禁」に翻弄(ほんろう)されながらも、自らの道を貫いた城山の生きざまを浮かび上がらせている。7月2日まで。


 香川県高松市の栗林公園では、日傘を差した来園者らが、見頃を迎えたスイレンを観賞。梅雨の晴れ間、水辺のかれんな花に涼を求めた。友人と訪れた丸亀市の阪上桂子さんは「水に浮く姿がかわいい」と話した。同公園によると、園内3カ所で約200株が植栽されており、9月末まで楽しめる。


 香川県内の高校生が中心となり、地域の盛り上げに向けて活動しているNPO法人「香川活性化生徒の会」が丸亀、三豊、多度津の2市1町の離島5島をPRする観光ガイドブックを作製した。坂出市の3島をPRする「瀬戸大橋編」に続く第2弾で、名付けて「高校生が作る香川県島巡りガイド・塩飽諸島編」。4日には丸亀港やJR丸亀駅で観光客らへの無料配布を行った。


 「小豆島」という名のハナショウブが香川県小豆郡土庄町屋形崎のホテルや香川県小豆郡小豆島町西村の小豆島オリーブ公園で見頃を迎えている。地元の郷土史家・藤井豊さん(2011年死去)が明治神宮(東京)のハナショウブ園で見つけたのをきっかけに1987年から栽培。藤井さんから株を譲り受けた女性が今冬、育ててきたものをホテルなどに株分けした。薄紫色の優雅な花が観光客らの視線を引き付けている。見頃は今月末ごろまで。


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