香川県綾歌郡宇多津町浜一番丁の四国水族館で15日から、「リョウマエビ」の展示が始まった。目の上にある角と長さ20センチほどの立派な触覚が特徴。水槽の中でどっしり腰を据え、幕末の志士のような風格を漂わせている。


 高松市美術館(香川県高松市紺屋町)で現代アートに使われる「素材」に着目したコレクション展が開かれている。同館が2021年度収蔵した作品を中心に段ボールやCD、屋根瓦など多彩な「物」で表現した絵画やオブジェが並んでおり、作家のアイデアや手法の一端に触れることができる。3月26日まで。


 2022年度の香川県文化功労者で漆芸家の石原雅員さん(63)=さぬき市=の個展「異素材の融合と色彩」が、香川県高松市番町の香川県文化会館で開かれている。漆芸の伝統技法に貝やガラスなどの素材を組み合わせ、独自のモチーフを表現した意欲作52点を紹介。色彩豊かで現代的なデザイン美の世界が堪能できる。26日まで。


 香川県高松市牟礼町の遍路宿「高柳旅館」の屋根裏で、納め札が入った俵が見つかった。お遍路さんから接待のお礼としてもらった札で、旅館の4代目高橋秀信さん(73)が中身の一部を確認したところ、江戸時代末期の札が入っていたことが判明。俵全体では、2千~2500枚ほどが入っているとみられる。高橋さんは「納め札を屋根裏につるすのは家内安全を願ってと聞く。先祖から受け継がれたもので、大事にしたい」と話している。


 国内外の若手ピアニストが技術や表現力などを競う「第5回高松国際ピアノコンクール」(同組織委員会主催)は19日、香川県高松市玉藻町のレクザムホールで3次審査の最終日を迎え、審査員による協議の結果、3カ国の5人が本選進出を決めた。香川県人で唯一出場している同市出身の東京芸大2年、西本裕矢さん(20)は本選進出を果たした。


関連情報