香川県善通寺市大麻町の灸まん美術館は、琴平町出身の画家でマルチな才能を発揮した和田邦坊(1899~1992年)を題材にした「いろはかるた」を制作した。専門学校穴吹デザインカレッジ(高松市錦町)に通う双子の姉妹が協力し、邦坊が創作した絵画や商品パッケージなどを絵札にデザイン。邦坊の多才ぶりを伝える48枚のかるたに仕上がり、姉妹は「美術館で多くの人に遊んでもらえたら」と話している。


 香川県高松市の現代美術家、浜野年宏さん(85)が、本津川や市西部の山々と、周辺で見られる植物を題材にした大型屏風(びょうぶ)「花浄土」を制作。18日に仕上げの署名を入れ、同市飯田町の光明寺(松尾修浄住職)に奉納した。


 香川県琴平町の金刀比羅宮(琴陵泰裕宮司)は16日、江戸中期の絵師・伊藤若冲(じゃくちゅう)(1716~1800年)の作品「百花図」などが収められた金刀比羅宮奥書院の特別展「お待たせ!こんぴらさんの若冲展」を、4月8日から6月11日まで開催すると発表した。奥書院の一般公開は9年ぶりで、国内外で評価の高い若冲の作品を見られる貴重な機会とあって、注目を集めそうだ。


 一年で寒さが最も厳しくなるという大寒(1月20日)を前に、野生のニホンザル約500匹を餌付けしている香川県土庄町肥土山の銚子渓自然動物園「お猿の国」では、サルたちが体を寄せ合って寒さをしのぐ「サル団子」が頻繁に見られるようになり、来園者の視線を集めている。


 数多くの風車を飾っている香川県東かがわ市松原の白鳥神社(猪熊兼年宮司)は新春に合わせ、願い事を託せる紅白2色の風車386本を新たに設置した。新年の爽やかな風を受けてくるくると回っており、初詣などで訪れた参拝者を楽しませている。設置は2月末まで。


関連情報