「讃岐富士」として親しまれている香川県丸亀市の飯野山で山頂の中心に昇る太陽が周辺のため池の水面に映り込み、二つのダイヤモンドがきらめくように見える「ダブルダイヤモンド讃岐富士」が見頃を迎えた。丸亀市観光協会は「ため池の水草が例年より多く、見えづらい可能性はあるが、多くの人に楽しんでもらえれば」としている。31日ごろまで。


 夏休みの自由研究にいかが―。絶滅が危惧される香川県内の動植物の現状を伝える「まちかど生き物標本展~かがわの生き物の世界」(県主催)が、まんのう町中通のことなみ未来館で開かれている。県内で既に絶滅したとされる昆虫や絶滅の危機にある植物、県固有の生き物などを標本やパネル写真で紹介、自然保護の大切さを学ぶことができる。入場無料で、9月10日までの毎週土曜開催。


 香川県小豆郡土庄町で最晩年を過ごした漂泊の自由律俳人、尾崎放哉(1885~1926年)の資料を展示する同町の小豆島尾崎放哉記念館で、放哉の句を紹介する「俳句風鈴展」が開かれている。「入れものが無い両手で受ける」などの代表作を中心に60句が風鈴の短冊に記されており、来館者は涼しげな音色を聞きながら、自由律俳句の世界に浸っている。9月4日まで。


 空気の澄んだ寒霞渓(香川県小豆郡小豆島町)で星空を観賞するツアーが19日から10月29日まで、満月などの日を除いて開催される。関係者は「まちの明かりがほとんど見えない瀬戸内海の山上で見る星の輝きは格別。ゆっくりと楽しんでほしい」と呼びかけている。


 太平洋戦争末期に旧陸軍の落下傘部隊で使用されたパラシュートが、香川県高松市松島町の市平和記念館で展示されている。約20年前に同市の80代男性から同館に寄贈されたもので、一般公開は初めて。同館が当時聞き取った男性が体験した過酷な訓練の記憶、寄贈に込めた思いと併せて紹介している。12月28日まで。


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