香川県まんのう町の「三霞洞(みかど)渓谷」は土器川上流の明神川にある景勝地で、香川新報社(現・四国新聞社)が昭和の初めに選定した「讃岐十景」の一つ。長雨がやっと過ぎ、真夏の暑さが戻った8月下旬、涼感を求めて渓谷を訪ねた。


 香川県農協や全農徳島県本部などは27日、品質にこだわった香川県産野菜「さぬき讃ベジタブル」や徳島県産の「阿波のすだち」の知名度アップや消費拡大を図るキャンペーンを始めた。香川県内のうどん店とコラボし、さぬき讃ベジタブルやスダチを使ったメニューを期間限定で販売する。9月5日まで。


 まんのう町の活性化につなげようと、香川県まんのう町のカリン農家でつくる「かりん生産者会(小野隆会長)」が企画した町木カリンを使ったジャムが出来上がった。添加物を使わずカリンの上品な甘みを引き出しているのが特徴。抗酸化作用のあるポリフェノールを多く含み、健康志向の人にもお薦めという。町内の道の駅などで販売している。


 香川県琴平町出身で画家などとして活躍した和田邦坊(1899~1992年)の香川での画業を振り返る企画展が、香川県善通寺市大麻町の灸まん美術館で開かれている。讃岐の風物詩や歴史の一場面などを描いた色彩豊かな作品が並び、邦坊の郷土愛あふれる世界観に浸ることができる。11月14日まで。


 世界的な建築家・丹下健三氏が設計した「香川県庁舎(東館)」が、米ニューヨーク・タイムズ発行の雑誌の特集記事「世界で最も重要な戦後建築25作品」で紹介された。日本の建築では唯一の選出。完成時の時代背景や現在までの影響力などさまざまな観点から検討され、オペラハウス(オーストラリア)や国際宇宙ステーションなどと並んで価値が認められたという。


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