製粉業の吉原食糧(香川県坂出市)は、県産大麦を主原料とした「讃岐・大麦うどん」を発売した。食後の血糖値の上昇を穏やかにする効果があるとして機能性表示食品の認定を受けており、健康志向の強い消費者だけでなく、病院食としての需要も見込む。


 絵画に秀で、透明感のある風景画を多く残した高松市出身の伊東義久(1917~2003年)の作品展「鉛筆淡彩画―伊東義久の世界―」が、高松市塩江町の市塩江美術館で開かれている。鉛筆の柔らかい線と水彩の淡い色使いで、自然の美しさを表現した風景画26点が会場を彩っている。来年1月17日まで。


 髪の毛を守るという国内でも珍しい神様が祭られている石清尾八幡宮(香川県高松市宮脇町)境内の「髪授神祠(はつじゅしんし)」が、次世代に残すべき理容に関する歴史的建造物などを対象とした「理容遺産」に認定され、23日に祠(ほこら)前で記念石碑の除幕式が行われた。認定は全国で10番目、四国では初。全国に先駆けて建立した祠で、古くからの由来に基づいて1年に1度例大祭を執り行っている点が評価された。


 香川県小豆郡土庄町は、町のシンボル的存在の皇踏山(おうとざん)(標高394メートル)のハイキングコースなどを紹介するリーフレット「OH!登山 皇踏山」を作製した。古くから親しまれてきた里山の魅力を地元の人たちに再認識してもらうとともに、島外にも広く発信して観光振興につなげる。


 日本遺産「北前船寄港地・船主集落」に認定されている多度津町と北前船との関係に焦点を当てた企画展「北前船が着く港多度津」が、香川県仲多度郡多度津町家中の町立資料館で開かれている。町に繁栄をもたらした北前船の交易にまつわる古文書や、江戸~明治時代の港町を描いた絵図などの資料を紹介し、来館者の関心を引きつけている。会期は29日まで。


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