「TOKYO」だけじゃない、2020年は「TAKAMATSU」に海外が熱視線―。旅行予約サイト世界大手のブッキングドットコム(オランダ)が発表した「2020年に訪れるべき目的地10選」に、高松市が国内の都市で唯一選ばれた。サイト利用者の旅行先や口コミ情報をもとに決めており、盛況だった「瀬戸内国際芸術祭2019」の効果で認知度がアップしたことなどが影響したとみられる。高松市は英国の旅行比較サイトの同種ランキングでも選出されており、香川を訪れる外国人観光客のさらなる増加が期待できそうだ。


 新春恒例の「第66回日本伝統工芸展」(県立ミュージアム、日本工芸会など主催)が2日、高松市玉藻町の県立ミュージアムで開幕した。漆芸、陶芸、金工など7部門の計280点を展示。全国の匠(たくみ)による新たな時代の美を追究した逸品が、多くの来場者を魅了している。19日まで。


 フランス、台湾、米国、オランダ…。さまざまな国から訪れた巡礼者が白装束に身を包み、道を行く。

 悩みや苦しみ、迷いと向き合う道場として、何世紀にもわたり人々を引きつけてきた四国遍路。近年は世界遺産登録に向けた機運が高まる中、外国人や若者の巡礼者も増えている。

 2020年は4年に1度のうるう年。八十八番札所・大窪寺(香川県さぬき市)から「逆打ち」で巡ることで、功徳が増すと言われる年となる。さらに今年は、空海が921(延喜21)年に醍醐天皇から「弘法大師」の大師号を贈られて1100年の節目とも重なる。

 遍路新時代へ―。令和時代に入り、最初の「貴縁」を授かる年が明けた。青い空と海、豊かな緑、歴史が待つ巡礼の旅が始まる。


まんのう町吉野の大宮神社(黒木裕司宮司)の境内に12月30日、来年の干支(えと)「子(ね)」にちなんだ巨大なネズミのオブジェがお目見えした。新年は東京五輪・パラリンピックイヤーとなることから、ネズミは右手に日本を応援する旗を持っており、年の瀬参りに訪れた参拝客らから早くも“チュー”目を浴びている。


関連情報