優雅な一服でおもてなし―。瀬戸内国際芸術祭2019秋会期の会場になっている観音寺市沖の伊吹島で2日、瀬戸芸作品で交流の場として活用されている「イリコ庵」で島の有志らが野だて茶会をスタートさせた。訪れた観光客らは澄んだ秋空の下、くつろぎながら温かい抹茶に心を和ませた。


 香川大写真部の学生が14~17日、高松市の丸亀町グリーンけやき広場で、「Tシャツで写真展」を初めて開催する。県内の学生や生徒が撮影した個性豊かな写真を白のTシャツにプリントして並べ、広場を華やかに彩る計画だ。


会場に展示するTシャツのイメージ。クラウドファンディングの支援者には、気に入った1枚を返礼品として贈る


 県内の写真好きな学生や生徒の交流を図るとともに、より多くの人に写真の魅力を伝えるのが目的。同大写真部(幸町キャンパス)部長の藤川雅也さん(21)が中心となって企画した。

 現在、運営費をクラウドファンディングで募っている。支援金額は一口3千円で、受け付けは13日まで。支援者には、展示作品の中から気に入ったTシャツ1枚を返礼品として贈る。

 併せて、会場に展示する作品も募集。県内の学校に通う中高生や大学生を対象に、エントリー代を兼ねた支援金500円でTシャツ1枚に自慢の写真1点をプリントできる。目標は100作品。締め切りは6日。

 藤川さんは「作品がプリントされたTシャツを着てもらうことで、展示終了後も多くの人に見てもらえる。たくさんの協力をお願いします」と話している。


Tシャツで写真展

(四国新聞・2019/10/03掲載)


 岡山県出身の写真家、緑川洋一(1915~2001年)のまなざしに迫る企画展が、直島町で開催中。宮浦ギャラリー六区を改装した“瀬戸内「  」資料館”が会場だ。企画展では瀬戸内海の風景を捉えた緑川の作品が誕生する過程をひもといている。監修、館長はイタリアで開かれているベネチア・ビエンナーレ国際美術展の日本代表作家、下道基行。11月4日まで。


 新潟・佐渡島を拠点に、国内外で活躍する太鼓芸能集団「鼓童」の全国ツアー「道」が5日、観音寺市観音寺町のハイスタッフホールで開かれる。本公演には三豊市出身のメンバー山脇千栄(26)と詫間俊(21)の若手2人が出演。故郷でそれぞれの持ち味を生かしたエネルギッシュな舞台を披露する。


 蠣三珈琲(高松市)など香川、広島、愛媛の老舗コーヒー製造販売3社が「穏やかな瀬戸内海」をイメージしたコーヒーの新商品「瀬戸内珈琲~香りの架け橋~」を共同開発し、1日から販売を始めた。


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