香川を訪れるインバウンド(訪日外国人客)が増加する中、県観光協会は動画投稿サイト「ユーチューブ」に外国人客向け公式チャンネル「meet my kagawa」を開設した。県内在住の外国人がガイド役のオリジナル動画を通じて、香川の魅力を“外国人目線”で発信。2020年東京五輪・パラリンピックに向け、さらなる誘客の呼び水にしたい考えだ。


県観光協会が開設したユーチューブの公式チャンネル「meet my kagawa」


 観光庁の調査によると、18年に県内に宿泊した外国人の延べ人数は54万6100人で過去最多を更新。今後も外国人客の増加が見込まれることから、動画チャンネルを7月に新設した。

 これまでに5本の動画を公開。最初の動画では、栗林公園(高松市)や父母ケ浜(三豊市)などの観光名所約20カ所をドローンによる空撮などを多用し、洗練された映像に仕上げた。2本目以降は、外国人に人気の体験型観光を中心に取り上げ、「瀬戸内国際芸術祭の楽しみ方」、初心者を戸惑わせるセルフ式や製麺所などの「うどん店での作法」を全編英語で紹介。今月7日に公開した最新作では、高松港や居酒屋などを訪れた外国人観光客のインタビューを盛り込んだ。

 同協会は今後も月2本ほどのペースで動画を制作する方針。


 中秋の名月(今年は13日)に合わせ、坂出市本町の市指定文化財「香風園」で11日から、恒例の観月会が催される。15日までの毎夜、回遊式庭園などをライトアップして地元作家のアート作品とともに幻想的な空間を演出。邦楽やピアノ三重奏などの日替わり演奏会も楽しめる。


 JR四国のインターンシップに参加した四国4国立大の学生が、善通寺市内のユニークな観光プランを企画した。増加しているインバウンド(訪日外国人客)に対応しようと、現地調査として各地をつぶさに見て回り、若者目線で捉えた市の魅力をコンテンツに詰め込んだ。


 土庄町は「世界一狭い海峡」としてギネスブックに認定されている町中心部の土渕海峡を外国人観光客にさらにアピールしようと、多言語対応の看板を新たに設置。9日に三枝町長ら関係者が集まってお披露目式を行った。


関連情報