高松市のシンボル・屋島は戦と縁深い。源平合戦はあまりに有名だが、500年ほどさかのぼると、日本書紀にも記述が残る朝鮮式山城・屋嶋城(やしまのき)が歴史上に登場する。これは、白村江(はくすきのえ)の戦いで唐・新羅連合軍に敗れた大和朝廷が防衛のために築いたとされている。


 東山魁夷せとうち美術館(香川県坂出市沙弥島)で9月14日から秋の特別展「華ひらく日本の美~珠玉の吉野石膏日本画コレクション」(同館主催、四国新聞社など共催)が開幕するのを前に13日、同館で開展式と内覧会が開かれた。横山大観や上村松園、杉山寧ら日本画壇を代表する画家の作品を一堂に展示。来場者は伝統技法を受け継いで近現代に開花した“日本の美”をじっくり鑑賞した。会期は11月10日まで。


 東山魁夷せとうち美術館(坂出市沙弥島)で9月14日から、秋の特別展「華ひらく日本の美―珠玉の吉野石膏日本画コレクション」(四国新聞社など共催)が開かれる。横山大観や速水御舟、東山魁夷ら明治から平成にかけて日本画壇をけん引してきた画家の作品を一堂に展示。伝統技法を継承しつつ新境地を開いてきた日本画の変遷をたどる。会期は11月10日まで。


 ポーランドのカトビツェ美術大で准教授を務めるアルトゥル・マステルナクさん(33)の個展が11日、高松市松島町のホワイトキューブ高松つくもギャラリーで始まった。銅版の表面に無数の傷を付けることで繊細な絵柄を描く「メゾチント」と呼ばれる技法で制作した版画が並び、静寂で落ち着いた空間をつくり上げている。22日まで。


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