善通寺五岳山地域活性化プロジェクト(代表・菅智潤総本山善通寺法主)は、善通寺市内の文化遺産などを紹介するスマートフォン向けアプリ「善通寺てくてく文化遺産アプリ」の配信を始めた。アプリは日本語をはじめ、英語や中国語など計6言語に対応。国内外から訪れた観光客のスマホに文化遺産などの情報を届け、市内の魅力を発信する。


 香川県高松市の奥座敷・塩江町の魅力が詰まったプロモーション映像「おいでまい 塩江町」が同市内のデジタルサイネージ(電子看板)を中心に放映されている。制作したのは武蔵野美術大の学生グループ「アートハーツフィルム」で、映像を通じて「豊かな自然や人々の営みなど、温泉だけではない塩江の素朴な魅力を多くの人に伝えたい」と話している。


 香川県小豆郡土庄町の土庄港近くの老舗菓子店の壁面に多摩美術大の学生たちが小豆島の名所や自然、文化をモチーフに絵を描き、2日に完成させた。エンジェルロードや寒霞渓、オリーブなどが建物いっぱいに色鮮やかに彩られ、学生たちは「個性を表現しながら島の魅力を伝えるものが出来上がった」と手応えを感じている。


 香川県坂出市の沙弥島は歌聖・柿本人麻呂が船を着けた際、歌を詠んだことで知られる「万葉の島」。新元号「令和」の出典が万葉集だったことに、有志でゆかりの地のガイドや研究などに取り組んできた同市西大浜北の中山博道さん(79)は「万葉ファンとしてはうれしい限り。風流で文化の香り漂う元号と思う」と声を弾ませる。


 JR四国は、スマートフォンなどで列車の位置情報をリアルタイムで確認できるサービスを1日から始めた。利用客の待ち時間のストレス解消などが狙いで、列車の走行位置や遅延時間、時刻表などが画面上で一目で分かる。


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