香川の伝統工芸や地場産業を支える職人と多彩な分野のクリエーターらが連携し、高付加価値の製品を生み出すプロジェクト「SANUKI ReMIX(讃岐リミックス)」の第2弾の企画が13日発表された。讃岐桶樽(おけだる)や讃岐うどん、保多織の職人らが新製品づくりに取り組み、11月に高松市の玉藻公園披雲閣でお披露目する。


 香川県庁近くにあるうどん店。看板メニューは、甘く炊いた豚肉、牛肉や、油揚げ、温泉卵が入り、ボリュームたっぷりの「えびすぶっかけ(600円)」。会社員や学生、観光客らが訪れている。


 農具の柄や太鼓打ち用のばちなどの製造販売を手がける香川県三豊市山本町の事業者が、製品の麺棒を使って自宅でうどん打ち体験ができるセット商品を販売するとともに、自社施設で粉からうどんを作る体験教室を開き、じわりと人気を広げている。


 香川県農協や全農徳島県本部などは26日、讃岐うどんの薬味として欠かせない香川県産の「さぬきの青ねぎ」と、徳島県産の「阿波のすだち」の消費拡大や知名度アップを図るコラボキャンペーンを始めた。県内のうどん店17店が参加し、各店が青ネギとスダチを使った期間限定メニューを提供する。9月4日まで。


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