香川を訪れるインバウンド(訪日外国人客)が増加する中、県観光協会は動画投稿サイト「ユーチューブ」に外国人客向け公式チャンネル「meet my kagawa」を開設した。県内在住の外国人がガイド役のオリジナル動画を通じて、香川の魅力を“外国人目線”で発信。2020年東京五輪・パラリンピックに向け、さらなる誘客の呼び水にしたい考えだ。


県観光協会が開設したユーチューブの公式チャンネル「meet my kagawa」


 観光庁の調査によると、18年に県内に宿泊した外国人の延べ人数は54万6100人で過去最多を更新。今後も外国人客の増加が見込まれることから、動画チャンネルを7月に新設した。

 これまでに5本の動画を公開。最初の動画では、栗林公園(高松市)や父母ケ浜(三豊市)などの観光名所約20カ所をドローンによる空撮などを多用し、洗練された映像に仕上げた。2本目以降は、外国人に人気の体験型観光を中心に取り上げ、「瀬戸内国際芸術祭の楽しみ方」、初心者を戸惑わせるセルフ式や製麺所などの「うどん店での作法」を全編英語で紹介。今月7日に公開した最新作では、高松港や居酒屋などを訪れた外国人観光客のインタビューを盛り込んだ。

 同協会は今後も月2本ほどのペースで動画を制作する方針。


 高速道路サービスエリア(SA)などの利用促進に向け、西日本高速道路などは29日から、対象メニューを食べると「神戸牛ステーキ」などが抽選で当たるキャンペーンをスタートする。10月31日まで。


 高松空港(香川県高松市香南町)のターミナルビル2階に1日、セレクトショップ「四国空市場(YOSORA)」がオープンする。土産物や雑貨、アートグッズなど四国の魅力が詰まった1200アイテムをそろえたほか、蛇口をひねると人気うどん店のだしが味わえるコーナーも用意、空の玄関口の一層のにぎわいを図る。


 丸亀城納涼フェスタ(香川県丸亀市観光協会主催)が28日、同市一番丁の丸亀城などで開かれる。持参した浴衣をワークショップで着て城下町を歩く「ゆかたでぶらり」のほか、急勾配の見返り坂での「高速流しうどん」などの催しがある。


 瀬戸内国際芸術祭や格安航空会社(LCC)の相次ぐ高松就航などの影響で、外国人観光客が急増している香川。最近では、有名観光地だけでなく、高松市中心部の庶民的な飲食店にも訪れている。今回は外国人観光客が足しげく通う人気の店を探った。

家庭料理と気さくな人柄


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