営業は不定期、かつ、10分間だけといううどん店。いつしか「10分うどん」という名が広がり、期間限定ならぬ“時間限定”の味を求めて著名人だけでなく、県内外の大勢のうどんファンが足を運んでいる。


 昨年9月から休館していた香川県仲多度郡琴平町の金刀比羅宮宝物館が、リニューアルオープン。約300年前の同宮周辺のにぎわいを詳細に描いた屏風(びょうぶ)絵や、伝統行事の蹴鞠(けまり)の際に使う装束など、これまで常設展示していなかった貴重な品を含め約60点が公開されている。


 香川の伝統工芸や地場産業を支える職人と多彩な分野のクリエーターらが連携し、高付加価値の製品を生み出すプロジェクト「SANUKI ReMIX(讃岐リミックス)」の第2弾の企画が13日発表された。讃岐桶樽(おけだる)や讃岐うどん、保多織の職人らが新製品づくりに取り組み、11月に高松市の玉藻公園披雲閣でお披露目する。


 香川県庁近くにあるうどん店。看板メニューは、甘く炊いた豚肉、牛肉や、油揚げ、温泉卵が入り、ボリュームたっぷりの「えびすぶっかけ(600円)」。会社員や学生、観光客らが訪れている。


 農具の柄や太鼓打ち用のばちなどの製造販売を手がける香川県三豊市山本町の事業者が、製品の麺棒を使って自宅でうどん打ち体験ができるセット商品を販売するとともに、自社施設で粉からうどんを作る体験教室を開き、じわりと人気を広げている。


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