高松市の大西市長は29日の定例会見で、屋島山上で整備を進めている屋島山上交流拠点施設「やしまーる」のオープンが、瀬戸内国際芸術祭2022の夏会期初日となる8月5日に決まったと発表した。全長約190メートルの通路のような回廊型の建物で、曲線を描いた独創的なデザインが特徴。施設は夏会期のアート作品にも位置付けられており、屋島山上の入り込み客数は例年の1・4倍に当たる70万人程度を目指す。


 高松国際ホテル(香川県高松市)は、子ども連れの家族向けにボルダリングや落書きができる壁を備えた客室「キッズスペースルーム」を新設した。新型コロナウイルスの影響で旅行の自粛が続く中、子育て世帯の需要の掘り起こしを狙う。


 西アフリカのガーナに投棄された電子機器などの廃材を利用してアート作品をつくる美術家・長坂真護(まご)さん(37)=東京都=のギャラリーが13日、香川県土庄町の小豆島国際ホテル1階にオープンした。作品の売り上げは、電子機器のリサイクル工場建設など、循環型社会構築に向けた取り組みに使われる。長坂さんは「美しい小豆島もガーナも同じ地球上にある。アートを通じて環境問題を解決し、地域を活性化させたい」と意気込んでいる。


 香川県丸亀市の中心商店街でまちづくりのイベントを開催している「シャッターをあける会」(紀伊孝彦会長)は、中讃エリアのグルメの魅力を発信する「コベントウ」プロジェクトをスタートする。子どもでも食べきれる安全安心な弁当をコンセプトに、市内外の飲食店が500円(ワンコイン)のオリジナル弁当を販売する試みで、27日には通町商店街で第1弾のイベント「丸亀城下町市場」を開く。


 ヤドンと一緒に香川の旅を―。人気ゲーム「ポケットモンスター」のキャラクター「ヤドン」をデザインしたフェリーや空港リムジンバスなどが4日、高松市サンポートの高松港でお披露目された。船体や車体を愛らしい姿のヤドンで装飾しているのが特徴。宿泊施設でもヤドンと共に過ごしてもらおうと、特別仕様にした部屋の販売が始まった。


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