香川県高松市のサンポート高松と直島町で2027年夏の高級ホテル開業を計画している四国電力は15日、施設概要を正式発表した。ホテル名は高松、直島の施設を一体化して「マンダリンオリエンタル瀬戸内」とし、香港に拠点を置くマンダリンオリエンタルホテルグループが「周遊型ホテル」として運営する。客室数は高松に建設する13階建てが92室、古民家風の直島の施設が22室で、宿泊料は標準的な客室で1室10万円以上を想定。建設費は約250億円で来年夏の着工を予定している。


 小豆島を代表する観光地を多彩な光で彩って新たな魅力を創出するイベントが7日、エンジェルロード(香川県土庄町)と寒霞渓山頂駅(香川県小豆島町神懸通)を皮切りにスタートする。プロジェクションマッピングを活用し、各地の地形的な特徴や歴史的背景を想起させる映像を映し出し、来場者に夜の小豆島観光を楽しんでもらう。12月3日まで。


 主に18世紀以前の欧州の楽曲を当時の楽器と楽譜で演奏する「第6回たかまつ国際古楽祭 あしたの古楽」(同実行委主催)が、29日から10月1日まで高松、さぬき両市と直島など三つの島で開かれる。今回はシェークスピアをテーマに国内外の実力派奏者が集い、心を癒やす音色を届ける。


 リーガホテルゼスト高松(香川県高松市古新町)は、小さな子どもを連れた家族向けの特別客室を新設した。同市で昨年オープンした讃岐おもちゃ美術館とコラボレーションした客室で、常備した木製玩具で遊べる専用スペースを設けるほか、県産の木材を内装に使い、木に親しむ空間に仕上げている。22日から稼働する。


 2020年に閉館した香川県東かがわ市の「三本松ロイヤルホテル」を改装した新ホテルが、来年1月下旬に開業することが決まった。観光施設向け人材サービスを手がける東京の企業が土地・建物を買い取り、「滞在型アウトドアホテル」をコンセプトに運営。改装工事は9~12月を予定。開業2年目の25年度には売上高2億円超を目指す。


関連情報