パティシエの創作スイーツと紅茶のセットや現代美術作家によるワークショップを楽しむ「アート・アフタヌーンティー・サロン」が11日から延べ3日間、香川県高松市屋島西町のせとうち観光専門職短期大学で開かれる。アートと食で地域振興を考える催しとして、学生が講座のサポートや飲食の給仕で協力。予約制で参加者を募集している。


 主に18世紀欧州の楽曲を当時の楽器と楽譜で演奏する「第5回たかまつ国際古楽祭 チルい古楽!」(同実行委主催)が30日から10月2日までの間に、高松市と直島、小豆島で開かれる。今回は国内の実力派奏者に加え、3年ぶりに海外ゲストを招へい。瀬戸内国際芸術祭秋会期が開かれる島々も会場となっており、瀬戸内の風景に包まれる中で心癒やす音色が楽しめそうだ。


 空気の澄んだ寒霞渓(香川県小豆郡小豆島町)で星空を観賞するツアーが19日から10月29日まで、満月などの日を除いて開催される。関係者は「まちの明かりがほとんど見えない瀬戸内海の山上で見る星の輝きは格別。ゆっくりと楽しんでほしい」と呼びかけている。


 現代美術家ヤノベケンジさんらのパブリックアートを展示し、芸術の力で街を盛り上げるイベント「おいでまい祝祭2022」が7日、香川県高松市の高松丸亀町商店街などで始まった。猫をモチーフにしたヤノベさんの作品や全身毛だらけの「もふもふ」としたオブジェなどが市内各所に登場し、通行人や観光客らを楽しませている。


 標高292メートルの屋島山上に、高松市が整備を進めていた屋島山上交流拠点施設「やしまーる」が5日にオープンする。目指す姿は、自然や歴史など屋島の魅力を広く発信し、学びや憩い、触れ合いを深められる文化と観光の新たな融合空間。老舗観光地の「復権」に向けた核となれるか期待が集まる。


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