中西讃の島々などを舞台にした瀬戸内国際芸術祭2025秋会期(10月3日開幕)に合わせ、宇多津町観光協会(会長・谷川俊博町長)が独自の観光事業を展開する。町乗り用の電動モビリティー(乗り物)を貸し出すほか、町内6施設のカレーうどんを食べて巡るデジタルスタンプラリーを実施し、瀬戸芸初参加となる同町をアピールする。


 金刀比羅宮(香川県仲多度郡琴平町)の表参道沿いに新ホテル「UDON na HOTEL琴平」が10月3日にオープンする。個性豊かな客室をはじめ、うどんや地酒・地ビールが味わえるフリースペースを整備。同町出身で画家などとして活躍した和田邦坊(1899~1992年)の作品を館内装飾に活用するなど讃岐の魅力をふんだんに詰め込んだ。


 現代アートの祭典「瀬戸内国際芸術祭2025」(同実行委主催)は“最終章”となる10月3日の秋会期開幕まであと2週間となった。中西讃の島々に加え、今回は宇多津エリアが初参加。アジアをはじめ国際色豊かなアートでフィナーレを盛り上げる。


 俺は昭和50年代にタイムスリップしたのだろうか。場所はもちろん、この店構え。幼稚園や小学校の行き帰りに見ていたあの頃のまんまじゃないか。
 のれんにはでかでかと「大衆食堂」、そして右下に小さく「川崎屋」。店名がまるで目立たないのがツボ。創業は大正時代とか。昭和レトロを超えて大正ロマンだ。いざ入店。年季が入った神棚、日めくり式カレンダー、テーブルの調味料はしょうゆ、ソース、そして味ぽん。はい合格。



 さて、ちらしずしやうどんにも引かれるけど、ここは昼定食(みそ汁付き720円)を。おかずは一皿にぎっしり。オムスパ、サゴシの塩焼き、ハモのフライ、タケノコ煮、小エビのかき揚げ、チキンナゲット、オクラの乱れ打ちだ。迎え撃とうじゃないか。
 うん、うまい。どれも間違いない。これぞ食堂の定食だ。大釜で一気に炊き上げる白ご飯も美味なり。お会計はキャッシュレス、じゃなくてキャッシュオンリー。そして出ました、懐かしのそろばん。しかも玉がばかでかいやつ。完全にとどめを刺された感。


人気の昼定食。大皿を埋め尽くすおかずがうれしい

人気の昼定食。大皿を埋め尽くすおかずがうれしい


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